商工会員の皆様、新年あけましておめでとうございます。令和5年の新春を迎えるにあたり、一言ご挨拶を申し上げます。
さて、長引く新型コロナウイルス感染症の拡大により、昨年も地域の中小・小規模事業者は依然として厳しい経営環境下におかれた1年でした。感染者数の増加速度は比較的緩やかになっているものの、新たな変異ウイルスの出現による第八波の感染拡大など、まだまだ安心できる状況ではありません。また、コロナ禍に加え、長引くロシアのウクライナへの軍事侵攻による、天然ガスや原油など世界的なエネルギー価格の上昇は、我々商工会地域においても重大な影響を及ぼしています。今後の国の施策に期待するところはもちろんでありますが、本会といたしましても地域・商工会・会員が連携し共に発展するよう、今後も取り組んでまいる所存です。
会長職就任から2年目を迎えた昨年も、私は、番匠地域の発展のため「会員の顔が見える商工会」づくりを目標に掲げ、組織を挙げ各種事業に積極的に取り組んでまいりました。
5月に開催した総代会では、「地域でがんばる会員」として、地域の活性化に貢献した会員4事業所を表彰いたしました。
また、情報発信にも積極的に取り組んでおり、開設した公式LINEの登録者数は262人と順調に伸びているほか、会員の皆様がどのような事業を行っているのかを、会員はもとより一般の方にも理解していただくため、ホームページで、毎月、会員の特集記事を更新しております。
番匠地域の活性化を目的に開催の準備を進めておりました、番匠商工祭及び会員交流会につきましては、直近の新型コロナの感染急拡大を考慮し、開催を見送るという苦渋の決断をいたしました。開催に向け尽力いただきました青年部・スタッフの皆様、また開催を楽しみにされていた会員の皆様には、大変申し訳なく思っております。
そのような中、10月には地域活性化貢献の一環として、2回目となる「プロギングinBANJYO2022」を開催することができました。当日は、佐伯市内外から298人の参加があり、番匠川周辺のごみ拾いを通じた環境改善に加え、ランニング・ウォーキングを楽しんでいただきました。開催に際しご協力をいただいた会員及び関係者の皆様には、深く感謝申し上げます。
本年3月には、佐伯広域森林組合の協力で桜の植樹事業を予定するなど、地域の活性化に向けた事業にも積極的に取り組んでまいります。
本年も、会員企業の発展を念頭に、より一層「頼りになる商工会」目指してまいりますので、今後とも深甚なるご理解とご協力をお願いいたします。
最後に、会員並びに関係者の皆様方の益々の繁栄とご多幸を心からお祈り申し上げまして、私の新年のご挨拶とさせていただきます。
令和5年1月1日
佐伯市番匠商工会 会長 三浦 好